ハイブリッド豊胸で考えられる失敗と、その回避方法

ハイブリッド豊胸

UPDATE

脂肪注入とシリコンバッグ挿入を組み合わせたハイブリッド豊胸は、自然な仕上がりと確実なボリュームアップが期待できる魅力的な施術。しかし、どんな手術にも失敗のリスクはつきものです。

「ハイブリッド豊胸の失敗の原因って何?」
「失敗しないために何に気をつけるべき?」

そう不安に思っている方も少なくないはずです。
そこで、この記事ではハイブリッド豊胸で起こりうる失敗やその原因について解説します。失敗のリスクを知り、事前にしっかり対策を立てて安心して手術に臨めるよう、ぜひ最後までお読みください。

ハイブリッド豊胸とは

ハイブリッド豊胸は、シリコンインプラントと自己脂肪注入の両方を組み合わせた豊胸手術です。この方法によって、しっかりボリュームアップしたいという希望と、自然な見た目と手触りに仕上げたいという希望、2つの希望を同時に叶えることができます。

ハイブリッド豊胸の症例

実際に当院でハイブリッド豊胸を受けられた方の症例をご紹介します。

<女性/年齢23才>
身長:163cm/体重:45kg(BMI:17)

ハイブリッド豊胸の症例(23歳女性)

ダイエットをして体重が落ちた結果、バストのボリュームも減ってしまったこと、側面の凹みと左右差が気になるとのことで当院にご相談に来られました。バストのそげ感と左右差を解消すべく、プレミアムハイブリッド豊胸をご提案。写真は術前と術後1カ月の比較です。側面のそげ感もなくなり、存在感のあるボリュームバストに生まれ変わりました。

<女性/年齢33才>
身長:158cm /体重:45kg(BMI:18)

ハイブリッド豊胸の症例(33歳女性)

ハイブリッド豊胸の症例(33歳女性)

バストアップを希望される一方で、シリコンの形が浮き出るような不自然な仕上がりを避けたいとのご要望でした。そこで、シリコンバッグを包み込むように脂肪を注入し、自然なシルエットに近づけました。写真は術前と術後3カ月の比較です。シリコンバッグの違和感もなく、ハリのある豊かなバストが実現しました。

<女性/年齢50才>
身長:162cm/体重:52kg(BMI:20)

ハイブリッド豊胸の症例(50歳女性)

もともとあるシリコンを除去して、ハイブリッド豊胸を行いました。シリコンバッグの硬さが気になるということで、柔らかく自然な感触の脂肪への入れ替えを希望されました。シリコンバッグは下がって形が崩れていましたが、デコルテから若々しくふっくらとした柔らかな形に整えられ、魅力的な胸元が実現しました。

施術名プレミアムハイブリッド豊胸
施術概要ワキの下か乳房下縁からシリコンバッグを挿入し、採取した皮下脂肪をコンデンスリッチ法でシリコンバッグ上の皮下に注入する。
施術費用脂肪豊胸モニター価格:¥1,136,000(税込 ¥1,249,600)〜¥1,296,000(税込 ¥1,425,600)
※モニター料金モニター/募集に関してはこちらをご覧ください↓
【プレミアムハイブリッド豊胸モニター募集】
副作用・リスク施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。

当院のハイブリッドは、より自然さ追求した「プレミアム」

従来のハイブリッド豊胸では、脂肪をデコルテ部分のみに注入することが多く、インプラントの形状や硬さが目立ってしまうケースがありました。 当院では、より自然な仕上がりを目指して、シリコンインプラント全体を包むようにバスト全体に脂肪を注入します。また、デコルテ部分には皮下だけでなく大胸筋の内部にも脂肪を注入することで、自然な手触りと滑らかなバストラインを実現しています。

一般的なハイブリッド豊胸と当院のハイブリッド豊胸の違い

一般的なハイブリッド豊胸と当院のハイブリッド豊胸の違い

ハイブリッド豊胸で実際にあった失敗と、その回避法

ハイブリッド豊胸は希望の持てる手術ですが、ご検討いただく際は、成功イメージだけでなく、失敗のリスクについてもご理解いただければと思います。
ハイブリッド豊胸に関して、過去には以下のような失敗がありました。

失敗1:脂肪の入れすぎ/しこり

これは、脂肪を注入しすぎた結果、バストが不自然に膨らんでしまい、まるで風船のようにパンパンになってしまう失敗です。例えば、Aカップのゲストが、無理にDカップを目指して過剰に脂肪を注入した場合、胸が張って硬くなり、不自然なラインが出てしまうことがあります。
“大きいことは良いことだ” と思う気持ちも分かりますが、仕上がりのバランスを無視した注入は、かえって不自然さを際立たせます。また、許容量を超えた脂肪注入は、シコリの原因にもなり得るので要注意です。

脂肪注入のしこり

脂肪注入のしこり

BUST CLINIC なら…

脂肪を注入できるスペースには限りがあり、その容量を超える量を注入してはいけません。この点は学術的にも証明されており、注入する脂肪が一定の量を超えると、定着率が急激に低下することが示されています[1]。その点、当院では皮膚の伸び具合や、元々のバストの大きさなどから許容量を見極め、術前に手術プランを明確、かつ具体的にご説明します。

脂肪の注入量と定着率の関係

脂肪の注入量と定着率の関係

失敗2:思ったほどサイズアップしない

注入した脂肪は、残念ながらすべてが定着するわけではありません。個人差はありますが、その定着率は一般的に50%~70%程度と言われています。
つまり、100ccの脂肪を注入しても、実際に定着するのは50cc~70ccほどになる可能性があるということです。
脂肪の定着率は、患者様の体質や年齢、生活習慣、そして医師の技術力など、様々な要因によって影響を受けます。定着率が低いと、せっかく手術を受けたにもかかわらず、思ったようにサイズアップしなかったり、左右差が目立ってしまったりすることがあります。

イメージと現実のギャップ(イメージ)

BUST CLINIC なら…

定着率を落とさないよう、塊で注入せず、細かく分散させて注入します。この考え方は、2006年に米国のSydney Coleman医師が提唱した「コールマンテクニック」に基づいています[2]。当院では、この方法の有効性を基礎医学の観点から証明した、日本の脂肪移植研究における第一人者、吉村浩太郎先生(自治医科大学)らの研究[1][3]に基づいた注入法を採用しています。この方法は脂肪の直径を2.4mm未満の麺状で注入するので「2.4mmヌードルインジェクション」と呼びます。

注入脂肪が壊死せず定着できるサイズ

注入脂肪が壊死せず定着できるサイズ

失敗3:シリコンバッグの位置ずれ

大胸筋下にシリコンバッグ を挿入した場合、バッグが、本来の位置からずれて上に上がってしまうことがあります。これは手術する際にバッグが収まるスペースを十分に確保していなかったことが原因です。
こうした位置のズレは、バストの左右非対称や変形を引き起こす可能性があり、場合によっては修正手術が必要になることもあります。

シリコンヴバッグがずれるイメージ

シリコンヴバッグがずれるイメージ

BUST CLINIC なら…

完全直視下で、止血しながらゆっくりと電気メスで十分なスペースを確保することを意識します。こうすることでズレを予防します。スペースが十分に確保されていないと、ズレだけでなく、バッグを強く締め付けることでカプセル拘縮が生じるリスクが高くなります。カプセル拘縮は、重症化するとバストが石のように硬くなってしまったり、痛みを伴ったり、さらには、バストの形が変形してしまうこともあります。

カプセル拘縮の実例

カプセル拘縮の実例

ハイブリッド豊胸、失敗の原因は何?

以下では、ハイブリッド豊胸の失敗原因を解説します。クリニック側の問題だけでなく、ゲストのみなさんにご注意いただきたい点もあるので、ぜひご確認ください。

医師の技術不足

ハイブリッド豊胸は、脂肪注入とシリコンバッグ挿入、両方の技術と経験を必要とする高度な手術です。脂肪注入は、ただ脂肪を注入すれば良いというわけではありません。注入する部位や深さ、量などを緻密に調整することで、自然で美しいバストラインを作ります。そのための技術が必要です。
また、シリコンバッグ挿入においても、ゲスト一人ひとりの体型に合わせた適切なサイズや種類のバッグを選択し、正確な位置に挿入する高度な技術が求められます。こうした技術が不十分だと、思い通りの結果が得られません。
失敗回避のポイントは、ドクターの経験値のチェックです。月にどれぐらいの症例をこなしているかは最低限チェックしましょう。経験豊富な専門クリニックを選ばれるとなお確実です。

クリニックの設備や体制が不十分

ハイブリッド豊胸は、高度な医療技術と設備を必要とする手術です。安全で質の高い手術を提供するためには、クリニックの設備や衛生管理、スタッフの体制なども重要な要素となります。例えば、手術室の清潔度が保たれていなかったり、緊急時の対応が不十分であったりすると、感染症や合併症のリスクが高まります。また、スタッフの連携がスムーズに行われていない場合、手術が遅延したり、患者様への負担が大きくなってしまう可能性もあります。
失敗回避のポイントは、入念な事前カウンセリングです。必ず複数のクリニックに足を運んでいただき、実際の雰囲気も含めてご確認されることをお勧めします。

体質が合わなかった

脂肪の定着率は個人差が大きく、体質によって希望通りのボリュームが得られないことがあります。これは、脂肪細胞の生存率や、移植された部位の血流などが関係しています。また、持病や体質によっては、手術自体が適さない場合もあります。例えば、膠原病などの自己免疫疾患や糖尿病などの代謝性疾患がある場合は、傷の治りが悪くなったり、感染症のリスクが高まったりすることがあります。
失敗回避のポイントは、過去の病歴や現在のお身体の状態について、包み隠さず正直に医師にお伝えいただくことです。良い医療は信頼関係の上に成り立つことをご理解ください。

術後のケア不足

術後のマッサージや生活習慣は、仕上がりに大きく影響します。術後のケアに関する医師の指示を守らない場合、脂肪の定着が妨げられたりや、 バッグの不具合などの問題が生じる可能性があります。
失敗回避のポイントは、できるだけ手間暇をかけることです。手術の成否のほとんどは医療機関の責任ですが、ある程度はゲストご自身の協力をお願いしたいです。

カウンセリングでは治療後のイメージを提示

ハイブリッド豊胸は、自然な見た目と確実なボリュームアップを同時に実現できる魅力的な施術ですが、手術の成功には、医師の技術力、クリニックの設備、そして術後のケアが大きく関わります。気になるクリニックがあればできるだけ足を運んでいただき、実際にカウンセリングを受けてみてください。正確な情報収集と信頼できるクリニックの選択が、納得のいく結果を得るための鍵です。
その際
「手術によってどれだけの効果が得られる?」
「どんな大きさ、形に仕上がるの?」
といった疑問をお持ちになるかもしれません。
当院ではこうした疑問にお答えするシミュレーション装置をご用意しています。
あらかじめ撮影させていただいたあなたの上半身のお写真を元に、豊胸手術によってどんな変化が得られるかをお示しします。
気になる方は是非カウンセリングにお越しください。

バストのシミュレーション画像

バストのシミュレーション画像

コラムのポイント

  • ハイブリッド豊胸の代表的な失敗例には、脂肪の過剰注入によるしこり、不自然なバストライン、シリコンバッグの位置ずれなどが挙げられる
  • 失敗回避のためには、経験豊富な医師の選定、適切な手術計画の作成、術後のケアが重要
  • 術前に複数のクリニックでカウンセリングを受け、設備や医師の技術力を確認することが成功への鍵

この記事の監修医師

ボディデザインのTHE CLINIC において、3年連続MVPに選ばれた「ボディデザインの権威」

  • BUST CLINIC 院長
  • 日本外科学会 若手研究者賞 受賞
  • CRF療法、VASER Lipo認定医

コラムでは解消しきれない疑問や
具体的な施術のご相談は
こちらをご利用ください。

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