豊胸やめた方がいい? 経験者はどう考える? 迷いを払拭できるコラム
UPDATE
「豊胸はやめた方がいい」検討段階でそんな声を聞くと、不安になってしまう方も多いのではないでしょうか?実際、豊胸手術にはリスクやデメリットも存在します。しかし、こうしたことは事前にしっかりと理解し、信頼できるクリニックで適切な選択をすれば、解消できると考えています。本記事では、豊胸手術のリスクと、当院が考える解決の道筋を示します。多くの方が抱くであろう不安に寄り添いながら、経験者のアンケートをもとに、後悔しない選択をするためのポイントを詳しく解説します。
みんな後悔してるの? 経験者のアンケート結果は…
当院では豊胸手術の経験者を対象にアンケート調査を実施しました
その結果「豊胸手術の満足度」に関して最も多かった回答は「満足」で49.7%、次いで「非常に満足」が28.0%という結果でした。この2つを合わせると、全体の8割近くに達します。つまり、豊胸手術を受けた多くの方が、その結果に一定以上の満足感を抱いていることが明らかになりました。
また、「手術後、社会生活(仕事や交友関係など)にどのような変化があったか」という質問には、約半数(48.2%)の方が「良い変化があった」と回答し、23.8%が「非常に良い変化があった」と回答。こうしたポジティブな反応は、実に全体の7割を超えます。これは、豊胸手術が単にコンプレックスを解消し、自信を高めるだけでなく、実際に仕事や人間関係といった社会生活にもポジティブな影響をもたらしていることを示唆しています。
当院の豊胸手術
経験者の多くの方がポジティブな感想をお持ちの豊胸手術ですが、気になるのは実際の成果かと思います。以下に、当院の症例をご紹介します。「きちんと大きく/自然に大きく」を念頭に、お1人お1人のご状態に応じた最適な提案をさせていただいています。
<33歳女性:3カ月比較>
バストアップをご希望でしたが、「シリコンの輪郭が浮き出るような不自然な仕上がりにはしたくない」とのご要望でした。そこで、シリコンバッグを覆うように脂肪を注入し、自然なシルエットに整えました。写真は術前と術後3カ月の比較です。シリコンバッグ特有の違和感も解消され、ハリのある豊かで自然なバストになりました。
<24歳女性:2カ月比較>
一度で2カップ以上のバストアップと、自然で柔らかい仕上がりをご希望でした。そのため、サイズアップにはシリコンバッグを使用し、柔らかさと自然な感触を得るためにバッグを包むように脂肪を注入するプレミアムハイブリッド豊胸を行っています。写真は術前と術後2カ月の比較です。シリコンバッグだけでは難しい、自然でハリのあるボリュームバストに仕上がりました。
施術名 | プレミアムハイブリッド豊胸 |
---|---|
施術概要 | ワキの下か乳房下縁からシリコンバッグを挿入し、採取した皮下脂肪をコンデンスリッチ法でシリコンバッグ上の皮下に注入する。 |
施術費用 | 脂肪豊胸モニター価格:¥1,136,000(税込 ¥1,249,600)〜¥1,296,000(税込 ¥1,425,600) ※モニター料金モニター/募集に関してはこちらをご覧ください↓ 【プレミアムハイブリッド豊胸モニター募集】 |
副作用・リスク | 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。 |
なぜ「豊胸はやめた方がいい」と言われるのか?
アンケート結果を見る限り、実際に手術を受けた方の多くは、豊胸手術を好意的に振り返っているようです。ただ一方で「やめた方がいい」という意見があるのも事実です。こうした意見は、豊胸手術に伴うリスクやデメリット、さらに個々の体質や生活スタイルなどを考慮した助言なのでしょう。
とはいえ、最終的に決断するのはご自身です。
自分自身にとって本当に必要なのかどうかを見極めるため、まずは周囲から指摘されがちなデメリットやリスクについて正しく理解することから始めましょう。
硬くなる/しこりになるのでは?
豊胸手術には、しこりのリスクが伴います。リスクの大小は手術方法や体質によって様々ですが、無視できない問題です。
【シリコンバッグ豊胸と被膜拘縮(カプセル拘縮)】
シリコンバッグ豊胸では、挿入したバッグの周囲に線維性の被膜が形成されることがあります。これは、異物反応として体内で自然に起こる現象です。だだ、被膜が異常に厚く硬くなってしまうと、被膜拘縮(カプセル拘縮)と呼ばれる状態になり、胸が硬くなったり、形が歪んだり、痛みを感じたりすることがあります。
こうなった場合、バッグを除去して交換するか、除去した後に脂肪豊胸で再生します。
【脂肪注入豊胸としこり】
脂肪注入法では、注入した脂肪の一部が石灰化し、しこりになることがあります。これは、注入した脂肪が周囲の組織にきちんとに定着せず、壊死してしまうことが原因です。脂肪を多く入れすぎたり、一箇所に塊で入れたり、脂肪自体に不純物が多く含まれたときなどに見られる現象です。
私のクリニックにも、他院の脂肪注入後に胸にしこりができたという相談が寄せられることがあります。大きさや硬さは様々ですが、中には触ると痛みを伴う場合もあります。
BUST CLINIC ではこう対処しています
豊胸術に関する技術と知識のアップデートに努め、失敗を回避するために何ができるか、日夜研究をかさねています。 たとえば、シリコン豊胸では、被膜拘縮が起こりにくいバッグ選びや挿入方法を徹底します。脂肪注入に関しては、定着率の高いコンデンスリッチファットを用います。また、しこりを作らないため、塊ではなくバストの色々な層に分散して注入する方法(マルチプルインジェクション)や、細く麺状にして注入する方法(2.4mmヌードルインジェクション)を採用しています。
ダウンタイムがつらそう
手術後には、一定のダウンタイム(手術後の回復期間)が訪れます。ダウンタイムの長さや症状は、手術方法や体質などによって異なります。だだ、いずれにせよ、どれだけの期間どういった症状が見られるかをあらかじめ具体的に把握しておけば、落ち着いて対処できます。
【シリコンバッグ豊胸の場合】
手術直後から数日間は、胸の痛みや腫れ、内出血などが現れます。シリコンバッグを乳腺下に入れた場合はそうでもないのですが、大胸筋の下に挿入すると、最初の3日間は笑うのも辛く、その後1〜2週間はバストに何か当たるだけでも痛みを感じます。ただ、ほとんどの場合、痛み止めの内服で落ち着きます。がまんせず、無理をせず、落ち着いて対処してくだされば問題ありません。
【脂肪注入豊胸の場合】
脂肪注入法は、シリコンバッグ豊胸に比べてバストの痛みは強くありません。しかし、脂肪吸引を伴うので、そちらのケアも必要になります。また、注入した脂肪が定着するまでには、数週間から数ヵ月要するので、その間は安静に過ごす必要があります。
BUST CLINIC ではこう対処しています
術後のダウンタイムの軽減が期待できるエクソソームの投与が可能です。エクソソームは、損傷を受けた細胞に集まり、修復をサポートする力を持っています。そのサイズは非常に小さく、血流を通じて全身に行き渡るのが特徴です。この特性により、バストだけでなく、脂肪吸引後のむくみや内出血といったダウンタイムの症状を軽減する効果も得られます。
思ったほど大きくならなそう
豊胸手術で希望通りのバストサイズを実現できるかどうかは、様々な事柄が影響しますが、最も大きく影響するのは、体格や皮膚の伸縮性です。
身体のサイズに見合わない大きすぎるシリコンバッグを選択すると、不自然な仕上がりになるだけでなく、合併症のリスクも高まります。また、脂肪豊胸であれば、注入する脂肪の量が多すぎると脂肪が定着せず、希望通りのサイズにならないばかりか、しこりや脂肪壊死などの合併症を引き起こす可能性もあります。
BUST CLINIC ではこう対処しています
カウンセリングの際に、患者さんの体格や皮膚の状態を丁寧に診察し、実現可能なバストサイズについて詳しく説明するようにしています。時には、患者さんの希望するサイズまでバストアップするのが現実的ではないこともありますが、その際には、シリコンッグ の挿入と脂肪注入を併用する「ハイブリッド豊胸」や、脂肪を2〜3回に分けて注入する方法など、必ず現実的な代替案を提案させていただきます。
不自然になりそう
豊胸手術後、バストの形や感触が不自然になる可能性は確かにあります。
特にシリコンバッグ豊胸では、質の悪いバッグを使用したり、医師の技術が未熟だと、胸が硬くなったり、人工的な見た目になったり、左右のバランスが崩れたりする可能性があります。
一方、脂肪注入豊胸は、注入した脂肪が均一に定着しないと、胸の形が左右非対称になったり、凹凸が目立ったりすることがあります。また、脂肪が定着せず、思うようにボリュームを出せないこともあります。
BUST CLINIC ではこう対処しています
術前のカウンセリングでは、最新のシミュレーションソフト「Body Visualizer」を用いて、バッグの大きさや脂肪の注入量に応じた仕上がりイメージを可視化します。これによって、より具体的な施術方針の擦り合わせができます。 また、手術の前後には必ずバストのエコー検査を実施します。術前は組織の厚みやしこりの有無を確認し、手術を行えるご状態かどうかを確認します。術後のチェックでは挿入したバッグが正しい位置に収まっているか、あるいは注入した脂肪が定着しているか、しこりになっていないかといった点を確認します。
大切なのは、患者さん一人ひとりの体型や体質、希望に見合った最適なバッグを選定することであり、適切な量の脂肪を適切な場所に注入することです。それを可能にするのは長年の経験と高度な技術です。こと豊胸に関しては、専門性の高いクリニックや医師を選ぶことが重要と考えます。
実際、豊胸をやめた方がいい人もいる?
手術にはリスクやデメリットが必ず伴います。また、治療の成否は医師の力だけでなく、ゲストの協力も不可欠です。こうしたことにをきちんと納得されないと、手術を受けても後悔されるケースが少なくありません。また、持病や既往歴のため、どうしてもお受できない方もいらっしゃいます。以下、具体的にご説明します。
リスクやデメリットに納得できない人
手術は医療行為であり、リスクがゼロということはありません。
ですがそのことに納得できず、不安や疑問に思っていることを抱えたまま施術に望むと、どのような結果もネガティブに捉えてしまうことになります。医師やクリニックの説明に心から納得し、全面的に信頼できると感じられないうちは、見切り発車で決断しないことをお勧めします。
もし、説明を受けても不安が解消されない場合は、無理に手術を受ける必要はありません。他のクリニックに相談する。もしくは他の方法でバストアップを目指す。あるいは今のままの自分でいるという選択肢も検討してください。
医師のアドバイスを守れない人
豊胸手術で良好な結果を得るには、手術後も医師の指示に従って生活していただくことが望ましいです。
例えば私たちは、手術後しばらくは、激しい運動や重いものを持ち上げることは避けていただきたいと考えています。傷口が開いて出血したり、感染症を起こしたりするリスクがあります。また、重い荷物を持つことで、豊胸バッグの位置がずれてしまうこともあります。
タバコやお酒も一定期間は控えていただいた方が良いでしょう。喫煙は脂肪の定着を妨げますし、お酒は脂肪吸引後のむくみを悪化させます。
医師の指示を守っていただけない場合、こうしたトラブルが起こる可能性が高くなります。
持病や既往歴のある人
持病や既往歴のある人は、豊胸手術を受ける前に必ず医師に相談してください。
例えば自己免疫疾患である膠原病の人が豊胸手術を受けると、傷の治りが悪くなったり、感染症を起こしやすくなったりする可能性があります。糖尿病も同様に、手術後の感染症のリスクが高くなる可能性があります。
また、ケロイド体質の方も注意が必要です。手術の傷跡がケロイドになってしまうと、見た目にも影響が出ますし、痛みやかゆみなどの症状が出ることもあります。過去に手術を受けたことがある場合や、アレルギー体質の場合も、医師に伝えてください。
当院では、カウンセリングの際に必ずこうしたことを確認し、手術が可能かどうかを慎重に判断します。持病や既往歴によっては、豊胸手術が適さない場合もありますが、安全第一なので是非ご理解いただければと思います。
豊胸する際に重視するのは「自然さ」、次いで「安全性」
最後に、豊胸手術の経験者の方が手術を受ける際、何を重視していたかをご紹介します。
意外にも、料金よりも術後の「自然さ」や手術の「安全性」を重要視される方が多いようでした。
奇しくもこの2つは、私たちも最重要と考えるものです。この調査結果から、BUST CLINIC のサービスは、豊胸を検討される多くの方のお役に立てると、改めて確信しました。
やめるべきかどうかは、信頼できる医師と出会えるかで判断を
豊胸手術にはリスクやデメリットが伴いますが、それを十分に理解し、信頼できる医師やクリニックのアドバイスをもとに判断をすることで、多くの方が自信と満足を得ています。大切なのは、情報を正確に収集し、自分にとって最善の選択をすることです。このコラムが、あなたの不安を解消し、理想を実現する一歩を踏み出す手助けになれば幸いです。迷いや疑問がある場合は、いつでも当院にご相談ください。
コラムのポイント
- 豊胸手術には、しこり、ダウンタイム、不自然な仕上がりなどのリスクがある
- ただし、正しく行えば、8割近くの経験者が結果に満足し、社会生活の改善を実感
- リスクを理解し、信頼できる医師やクリニックで十分に相談した上で決断することが大事